高校2年生の時、交換留学先での交流を通じて語学に興味を持った寺崎さん。卒業後、京都の大学に進学し英語を学びます。「毎年旭川に帰省するたびに自然が多くていいな、暮らしやすいなと、地元の良さを再認識したんです。就職するなら北海道に戻りたいと思うようになりました」。大学で観光系のコースを選択していたことや周囲の影響で航空関係に興味を持ったこともあり、就職先に選んだのは空港を運営する地元企業でした。
入社して配属されたのは、イベントの企画・運営を行う部署。飛行機や空港に興味を持ってもらおうと趣向を凝らします。「どんな企画が響くのだろうかといつも悩んでいました。でもその分、自分が考えた企画が採用されてお客様に楽しんでもらえた時はうれしかったですね」。しかしその後コロナ禍となり、社会的にイベントの自粛や制限といった空気が強くなっていきます。みんなで一つの物を作り上げる企画がしたいと考えていた寺崎さんでしたが、先の見えない状況になったことで退職を決意。その後、ひがしかわ観光協会での勤務を経て、今年7月から現在の職場である北海道大雪地域アクティビティセンターで働き始めました。