2020/04/20[mon] update

私が選んだ職場【有限会社みつばちタクシー】

私が選んだ職場【有限会社みつばちタクシー】

「車が好きだから」と独身時代も子育て中も再びシングルになっても運転する仕事を選んだ川上さん。18歳から現在に至るまで、車だけではなく、人生のハンドルも自分の手でしっかり握り続けています。

ドライバー職一筋!全力で働いた先にあった心と収入が安定する場所。

乗務員/川上敏江さん(51歳)
昨年11月に入社。シングルマザーとして育てた双子の娘は26歳となり、1人は結婚。

自ら売り込み、希望する職を獲得。

川上さんが最初に目指した職業は、トラック運転手でした。「映画の『トラック野郎』を見て、かっこいいと思ったんです。今もそうですが、子どものころから決しておしとやかではなかったですね」。今から33年前、高校を卒業し、憧れの仕事に就こうとしたものの女性ドライバーの雇用に積極的な会社が少なかったため、実らず。「あきらめられなかったのでガソリンスタンドに勤務し、給油に来たトラック運転手に『働かせて』と売り込むことにしたんです。断られ続け、やっと20歳の時にコンビニ弁当を配送する仕事を紹介してもらい、喜んで転職しました」。
2トントラックの運転はほぼ初めてだったにも関わらず、すぐ要領をつかみ、弁当の積み下ろしと配送を担当。約3年後、もっと大きな車に乗りたくなり、大型自動車免許取得への挑戦を決めます。免許は2種類。物を運ぶだけなら「第一種」、人も乗せるなら「第二種」が必要です。「私は一種を取るつもりだったんですが、知人に『今後、教習料金が上がるから取っておいたら』と勧められ、二種に変更しました。その時は、後にこの免許を生かすことになるとは思っていませんでしたね」。

大型車からタクシーへ乗り換えて。

免許取得後は、砂利を運搬する大型ダンプカーの運転手や、箱車と呼ばれる貨物自動車で食材などを運ぶドライバーとなって仕事をしました。「道路状態に合わせてギアを選んで走りやすくしたり、車のメーカーによって違うブレーキの感覚をつかんで操作したりして運転するのが楽しかったです。今は大型車もオートマチック車が多いですが、私はマニュアル車が好きですね」。
24歳で結婚。子育て中は会社などへ昼食用弁当を車で配達するパートスタッフとして働きました。そして、40歳でシングルマザーになったのを機に転職へ。「二種免許を生かし、タクシー乗務員になることにしたんです。大型車を運転する仕事は、長く離れていて自信がなかったのでやめました」。
自宅近くのタクシー会社に就職。初めての接客業でしたが、自分なりに少しずつ応対の仕方を身に付けていきました。「お客様がお話し好きか、そうでないかの判断が大切なんです。特に病院前から乗る方は具合が悪いかもしれないので『お天気がいいですね』などと話し掛け、『そうですね』と一言しか返ってこない場合は、会話を続けないようにしました」。
接客には徐々に慣れましたが、問題は収入面。最低賃金は保証されているものの歩合制のため、乗客を見つけられないと収入も少なく、常に不安がありました。

安心して仕事に励める環境に恵まれて。

今の仕事を続けるべきか悩んでいた時、知人から大型ダンプカーを運転する職を紹介された川上さん。給与など待遇面を考慮して思い切って転職し、冬には排雪車にも乗りました。
「女性が私だけだったのでトイレなどに困りましたね。これまで私が働いたのは、女性の少ない職場ばかり。中には『女は運転が下手』だと決め付けるところもあったので、失敗しないよう、一生懸命働きました。仕事なので性別に関わらず、できて当たり前でもありますからね」。
その後、体力面の不安などから転職を決意。そこで思い出したのが「みつばちタクシー」の評判でした。「乗務員が必死に乗客を探さなくても、たくさん無線連絡が入って配車されると聞いていたんです。本当かなとも思いましたが、やってみることにしました」。
半信半疑で入社したところ、無線連絡に応じて走り回る毎日が続き、評判通りだと実感。また、全乗務員に公平に配車されるため、歩合制でも比較的収入が安定している点も気に入りました。「仕事が多いから乗務員の気持ちに余裕があり、良い接客ができるんです。だから、またお客様に選んでもらえるんですよね。この仕事の楽しさは、お客様に『ありがとう』と言っていただけること。深々とお辞儀をしてくれる方もいて、うれしいです。とても働きやすいので、会社の期待に応えられるよう頑張っていきたいです」。これまでと同様、川上さんは目の前の仕事に全力で取り組んでいます。

日勤は、ほとんどが配車。お客様を探す必要はありません。

タクシーの仕事は、長時間待ったり、街を走ったりしてお客様を探すイメージがあると思いますが、当社で日中に働く場合、約9割は配車です。また、配車担当者が全車に仕事が行き渡るよう、細かく調整していますから不公平感もありません。平均年齢が若く、20代・30代の乗務員も活躍中です。やりがいと誇りを持って働ける職場環境だと思います。
所長/赤塚智幸さん
安全に走行できるよう、出発前には体調確認などが行われる
「いらっしゃいませ」の言葉と共にお客様を迎える川上さん
エンジンオイルのチェックなど車体の点検も欠かさない

有限会社みつばちタクシー

2006年創業。車1台当たりの売上額において、市内の全タクシー会社の中で長年トップをキープ。今年4月から「子育てタクシー」と「介護タクシー」のサービスを開始。
旭川市永山12条3丁目2-4
TEL.0166-21-6668